カラダのゆがみを読みとります
当院では、身体の歪みを整えながら、症状の原因となっている筋肉・骨格・自律神経のアンバランスを順序だてて取り除いてゆきます。
身体の歪みは、関節運動の積み重ねによって生じてきます。ですから、関節運動の構造をしっかりと押さえて施術することが大切です。
関節の一番奥には「骨運動」があります。これは、骨と骨の、面と面のすべりによって成り立ちます。むち打ち症など、強い衝撃によって生じた症状では、関節面の軟骨が障害され、そこからさまざまな自律神経称状が生じてきます。
同じ痛みでも、ぎっくり腰のように、関節面の整合性が失われて痛みが生ずる場合と、慢性的な腰痛症のように深部の筋肉と腱・靱帯の作用により、関節部で神経が圧迫されて生ずる痛みが生ずる場合（「神経根」）では、施術すべき対象、方針がことなります。
寝違いなどは、自律神経症状ですから、関節運動の調整だけでは痛みが取れません。
ゆるやかな心地のよい調整
実際の調整刺激は、オステオパシーのやわらかな刺激による身体調整です。自律神経の緊張をしずめ、ひとつひとつの関節の動きを的確に回復してゆきます。
筋肉のコリを取り除いてゆくのと同様、硬くなった関節が開かれてゆく感覚はとても心地よいものです。
自律神経の緊張を解いてゆくと、カラダの動きが軽いだけでなく、お腹のなかがゆるんで、カラダ全体が軽くなってゆきます。食欲が出てくる方も少なくありません。
施術を受けると、よくカラダの芯が整って、背筋にスーと涼しい風が流れているような感じが起こるという方がいらっしゃいます。カラダの代謝がよくなり体温が上がったとか活力が出てきた、スタイルがよくなったと感じる方もいらっしゃいます。
大切なことは、しっかりとカラダがゆるんでいるということです。
施術の効果はもちろん、ご自分のカラダがどのようなゆがみ、拘束をうけているのか、症状の背景にあるカラダの成立ちをよく理解していただきながら、施術を受けていただくよう心がけています。