自分のカラダを見つめてみよう!

歩行動作の比較イメージ

カラダの調子がなにかヘンなのに、どうすればよいのかわからない‥‥
病院で検査をしたけど異常が見つからない
異常が見つかり治療を受けているのに、身体のだるさ、重苦しさ、痛み・シビレはいっこうにかわらない。

つらい、痛いなどの症状のなかには、病院で検査をしてもとくに問題が見つからないものがたくさんあります。そのような症状は一般に『不定愁訴』と呼ばれています。このような方々にご利用いただきたいのが当院の施術です。

腰の痛み、肩の痛み、頭痛やめまい、手のシビレ、不眠、お腹の不快感など、『不定愁訴』のなかには、コリを緩めるとか、伸ばすといった対処療法ではまったく効果が挙がらないものがたくさんあります。もはやどうすることもできないのかと多くの方が頭を抱えてしまうのです。

そんな時に大切なことは、系統的にカラダの状態を読みといて、適材適所の施術を施すことです。たとえば、次に挙がるような症状に心あたりはありませんか?

  • 疲れがたまると頭痛に襲われる
  • パソコンを見ると頭が重くなってきて寝ても疲れが取れない
  • ちょっとしたこととで胃がムカムカし胸苦しい
  • ふとしたことで過呼吸に襲われることがある
  • 疲れると足が重くなり歩幅が途端に出なくなる。
  • 朝、目が醒めるたびに腰が痛い
  • ベッドから降りると足の裏が痛む
  • 目が回って起きられない
  • 飲み過ぎた翌朝は目眩に襲われる

こんなさまざまな不定愁訴に悩まされて来院された方々に喜こばれているのが当院の施術です。とくにこのページでは、姿勢や関節の動き、身体のゆがみとさまざまな症状との関係についてまとめてみました。

なぜ身体のゆがみがさまざまな症状のひきがねとなるのか、専門的な内容に踏み込んでわかりやすく体系的に解説するように心がけました。

つらい症状を克服するため、また運動や聖体院などの施術を利用される際のお役に立てればと思います。

身体症状の結び目をほどく

大切なことは、お一人お一人の症状の経過をしっかり把握することです。どのような症状が、いつころから、どのように始まったのか、また症状は断続的か持続的か、一日のなか変化はあるのかなど、いずれも的確な対処法を見つけ出すための重要なポイントです。

【症状例01】強い肩こりを感じて来院。痛みはないものの、半年前から左右両側の肩が挙がらなくなり、次第に肩こりが強くなってきた。数カ所の整体院や接骨院でマッサージやほぐし、矯正などの施術を受けるが効果は一時的で、症状に改善が見られず、肩の動きはますます悪くなっていった。手が思うようにあがらないので、最近では外に出かけるの怖くて、うちにこもっている。

肩の関節痛のイメージ 関節の動きに制限がでたり、動かすと痛いといった場合、まず「骨と骨はしっかり動いているのか」を確認します。わたしたちの関節には、ドアの蝶番のような運動軸がありません。骨と骨がしっかりすべり運動をすることが関節の動きの第一条件なのす。

関節の動きに制限がでたり、動かすと痛いといった場合、身体にはかならずこれを補おうとする無意識の緊張が生じます。このため日常動作がぎこちなくなり、方々の筋肉が疲労しやすくなります。症状にともなう二次的な影響です。

大切なことは、もともとの原因二次的な影響をしっかり区別することです。この症例の方は、二次的な影響の方に注意が集まって、そもそもの関節の問題が放置されていたために、症状が悪化してしまった例です。

骨と骨とのすべり運動を制限する要因にはさまざまなものがあります。多いのが「腱・靱帯・深部筋の緊張や損傷」です。痛みのあるなしに関わらず、関節の動きが悪くなってきたら、この点についてしっかりとみてもらうとよいでしょう。

なかには病院でしっかり検査を受けてもらう必要がある場合もあります。この方のように、左右両方に運動の制限がある場合、脊髄のなかなどに問題がある場合も考えられるのです。こういった点をふまえながら、総合的に症状の成り立ちを読み解いてゆくことが大切です。

この方の場合、第一回目の施術で肩関節の骨と骨とのすべり運動の改善をはかると、「肩こり」がほとんど消失しました。 肩の動きの制限は少し改善された程度でしたが、日常の動作はだいぶやりやすくなったとのことで、次回から継続的に肩の関節運動の改善をはかってゆきました。

骨と骨とのすべり運動を見る上でも大切な点があります。それは、それぞれの関節がどのように運動の制御を受けているかをよく把握しておくことです。故障している部位には、かならずなんらかの問題が発生しています。どのような向きに、どのくらいのレベルで問題が発生しているのか、しっかり押さえておくことが大切なのです。

この症例では、数回の通院で当初は出来なかった腕を肩の高さに上げる動作、後ろに回す動作、肩を抜く動作などをひとつひとつ改善してゆくうちに、日常生活にまったく支障がなくなりました。もちろん、肩こりは第一回目の施術以降、再発していません。
【キーワード】不定愁訴、関節のすべり運動、腱・靱帯・深部筋の緊張、神経症状、